症例は50代の男性。バイク事故にて骨盤骨折と左膝蓋骨折の診断で他院に入院中、同日夕刻より腹痛増悪しショック状態となり、翌朝当院紹介受診となった。 来院時、意識レベルJCS-1、KT 35.7℃、BP 92/83 ㎜Hg、P 127/min、腹部膨満と強い圧痛・反跳痛を認め、腸蠕動音は消失。腹部CT にてfree airと腸管気腫、広範な門脈内ガスを認めた。同日、開腹術にて腸間膜損傷と小腸穿孔・壊死を認め、同部位を切除した。
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