症例は70歳代女性で約3 年前に胸部異常影を指摘されたが、サルコイドーシス疑いとのことで経過観察されていた。今回、発熱、体重減少を主訴として来院し、CTにて両肺に大小不同の多数結節と縦隔リンパ節腫大を認めた。ツベルクリン反応や胃液抗酸菌検査などにおいて、結核感染を疑う所見を認めなかった。気管支鏡検査を行ったが細胞診、組織診にて悪性腫瘍を認めず、抗酸菌検査も陰性であった。
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