2011年1月18日火曜日

FDG-PETにおける集積が結核の活動性を反映していたと推察される1剖検例

倉林 剛巳 1)、粟田 さち子 1)、有坂 有紀子 1)、樋口 徹也 1)、対馬 義人 1)、織内 昇 1)、天沼 誠 1)、遠藤 啓吾 1)、横濱 章彦 2)、宮永 朋実 3)
1)群馬大学医学部附属病院 核医学科、2)同 第三内科、3)同 病理部
症例は70歳代女性で約3 年前に胸部異常影を指摘されたが、サルコイドーシス疑いとのことで経過観察されていた。今回、発熱、体重減少を主訴として来院し、CTにて両肺に大小不同の多数結節と縦隔リンパ節腫大を認めた。ツベルクリン反応や胃液抗酸菌検査などにおいて、結核感染を疑う所見を認めなかった。気管支鏡検査を行ったが細胞診、組織診にて悪性腫瘍を認めず、抗酸菌検査も陰性であった。

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