2011年1月18日火曜日

子宮から腹部大動脈右側に及ぶ動静脈奇形にコイル塞栓術を施行し、大量の性器出血を止血しえた一例

北詰 良雄 1)、中港 秀一郎 2)、佐藤 史郎 2)、田浦 新一 2)
1)東京医科歯科大学医学部附属病院 放射線部、2)青梅市立総合病院 放射線科
症例は64歳、女性。大量の性器出血で産婦人科入院。エコー、および造影MRIでは、子宮頚部右側を中心とする蛇行する異常血管が認められ、動静脈奇形が疑われた。造影CTで、その異常血管は子宮から腎動脈分岐下の腹部大動脈右側にまで達しており、流入動脈は、右内腸骨動脈だけでなく、右総腸骨動脈、腹部大動脈からも分岐していた。

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