2011年1月18日火曜日

腹腔動脈起始部狭窄を伴う膵十二指腸動脈瘤破裂に対して、コイル塞栓術が有用だった一例

北詰 良雄 1)、中港 秀一郎 2)、佐藤 史郎 2)、田浦 新一 2)
1)東京医科歯科大学医学部附属病院 放射線部、2)青梅市立総合病院 放射線科
症例は47歳、男性。突然の腹痛で発症。Hbの低下、CT上後腹膜腔に血腫が認められ、外科に入院。造影CTでは膵頭部の直下の血腫内に造影剤漏出像が認められ、前上十二指腸動脈(ASPD)と連続していた。上腸間膜動脈(SMA)のDSAでは、拡張蛇行した膵十二指腸動脈(PDA)と、それに連続する瘤及び、PDA アーケードを介して腹腔動脈、肝動脈が造影された。

0 件のコメント:

コメントを投稿