2011年1月18日火曜日

同時性孤立性対側副腎転移を伴った腎細胞癌の一例

石田 尚利 1, 4)、小嶋 馨 1)、山平 興 1)、鈴木 美奈子 1)、平林 寧子 2)、金子 智之 3)、大友 邦 4)
1)東芝病院 放射線科、2)同 病理科、3)同 泌尿器科、4)東京大学大学院医学系研究科 生体物理医学専攻 放射線医学講座
症例は60歳代男性。慢性B型肝炎、糖尿病にて当院内科通院中。経過観察の腹部エコーにて右腎腫瘤を指摘された。腹部骨盤造影CTにて右腎中下極に約5㎝大のやや境界不明瞭で内部不均一な腫瘤を認めた。造影早期相にて不均一な濃染を呈し、遅延相にてwash outを認めた。腎細胞癌を疑う所見と考えられた。

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