2011年1月18日火曜日

膵単独損傷の一例

関根 鉄朗 1)、高木 亮 1)、日高 史貴 1)、高浜 克也 1)、町田 幹 1)、天野 泰雄 1)、林 宏光 1)、久志本 成樹 2)、横田 裕行 2)、汲田 伸一郎 1)
1)日本医科大学 放射線医学教室、2)日本医科大学救命救急センター
症例は16歳、男性。サッカーの試合中に腹部を蹴られて受傷した。意識レベルはクリアだったが強い腹痛を自覚し、近医に救急搬送された。超音波検査にて膵損傷と診断され当院へ転送となった。当院での腹部CTで、膵周囲には液体貯留を認め、膵体部を前後に横走する索状の造影不良域が認められた。他、腹部実質臓器に損傷は指摘されなかった。

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