症例は16歳、男性。サッカーの試合中に腹部を蹴られて受傷した。意識レベルはクリアだったが強い腹痛を自覚し、近医に救急搬送された。超音波検査にて膵損傷と診断され当院へ転送となった。当院での腹部CTで、膵周囲には液体貯留を認め、膵体部を前後に横走する索状の造影不良域が認められた。他、腹部実質臓器に損傷は指摘されなかった。
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