2011年1月18日火曜日

急性の経過で発症した回盲部放線菌症の1例

辻 厳吾 1)、吉田 理佳 1)、小山 新吾 1)、吉儀 淳 1)、高橋 正貴 2)、津浦 幸夫 3)
1)横須賀共済病院 放射線科、2)同 外科、3)同 病理科
症例は80歳代男性。2008年12月初旬より右下腹部痛を自覚、下痢と軽度発熱、便潜血陽性認め、他院にて大腸癌疑われ12月中旬精査目的にて当院消化器内科に紹介受診となった。
受診時、右下腹部圧痛、反跳痛みとめ急性腹症にて緊急入院となった。

直腸の非定型抗酸菌症の一例

高橋 正洋 1)、中島 怜子 1)、西 直子 1)、岡田 吉隆 1)、木村 文子 1)、佐藤 貴弘 2)
1)埼玉医科大学国際医療センター 画像診断科、2)同 消化器外科
症例は70歳代女性。下血を主訴に近医を受診し、内視鏡で直腸に腫瘤を指摘された。既往歴として内痔核と非定型抗酸菌症(9年前顔面、3年前左鼠径部~大腿部)および大腸ポリープ(4年前)があった。家族歴は父に胃癌、母に皮膚癌があった。直腸診上は肛門より5㎝の部位に腫瘤下縁があり可動性は良好であった。

癌性腹膜炎による大量腹水が診断の契機となった小児結腸印環細胞癌の1例

棈松 沙織、藤井 佳美、山本 真由、武田 浩知、尾上 正孝、蘆田 浩
藤沢市民病院 画像診断科
12歳男児。成育歴、家族歴に特記すべきことなし。腹痛、便通異常、嘔吐、血便が4ヵ月続き、腹水の貯留が疑われたため当院小児科を紹介された。来院時US にて大量の腹水、S状結腸壁の肥厚を認めた。腹部CTではS状結腸壁肥厚の肥厚、多発リンパ節腫大、大量腹水、Omentam cakeを認めた。

同時性孤立性対側副腎転移を伴った腎細胞癌の一例

石田 尚利 1, 4)、小嶋 馨 1)、山平 興 1)、鈴木 美奈子 1)、平林 寧子 2)、金子 智之 3)、大友 邦 4)
1)東芝病院 放射線科、2)同 病理科、3)同 泌尿器科、4)東京大学大学院医学系研究科 生体物理医学専攻 放射線医学講座
症例は60歳代男性。慢性B型肝炎、糖尿病にて当院内科通院中。経過観察の腹部エコーにて右腎腫瘤を指摘された。腹部骨盤造影CTにて右腎中下極に約5㎝大のやや境界不明瞭で内部不均一な腫瘤を認めた。造影早期相にて不均一な濃染を呈し、遅延相にてwash outを認めた。腎細胞癌を疑う所見と考えられた。

131I-MIBGで陽性を示したrenal oncocytomaの一例

玉置 幸久、橋本 禎介、山崎 英玲奈、池田 宏明、荒川 浩明、江島 泰生、桑島 成子、塩山 靖和、石川 勉、楫 靖
獨協医科大学 放射線医学講座
症例は71歳、男性。16年前から高血圧を指摘され、ここ数年は数種類の降圧薬によってもcontrol不良だった。二次性高血圧の除外目的で行った前医のCTにて右副腎腫瘍を指摘。当院内分泌内科を紹介受診した。初診時収縮期血圧は180-200㎜Hgで血中ACTHの高値を認めた。